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Steps Ahead/Magnetic

マグネティックマグネティック
(2007/07/25)
ステップス・アヘッド

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マイクマイニエリ・マイケルブレッカー率いるバンド、ステップスアヘッド。

このアルバムはマイケルブレッカーが「EWI」という電子サックスみたいな楽器を使い始めたこともあり、音楽性的にも電子的になったと言える。ベースも今までウッドのエディゴメスからエレベのヴィクターベイリーへと代わっている。



この時期のステップスのライブをYoutubeで見たんですが、それはもうどこかの怪しい新興宗教団体かと思いました。
その時のメンバーは
マイニエリ・ブレッカー・マイクスターン・スティーブスミス・ダリルジョーンズ




ちなみにこれ。
マイニエリは完全に教祖の装い
ダリルジョーンンズは上下白で完全に信者
あとスティーブスミスがハゲじゃない




まあそんなことはどうでもよくて
アルバムの話。

一曲目のTrainsはお気楽な感じの曲調で、まあ普通にいい曲

二曲目のBeirut。私的にはこの曲が一番好き。とりあえず、テーマが気持ち悪い。マイニエリのヴィブラフォンとブレッカーのEWIの音色が相まって怪しい雰囲気を作り出しています。ベースラインもずっとワングルーヴのこれまた気持ちが悪いフレーズ。
そしてテーマが終わるとブレッカーのEWIソロ。相変わらず怪しい雰囲気で、この曲盛り上がるのか??と心配になってくる。
と思ってたら、ソロ途中からコード進行が変わって何やら急に感動的な雰囲気に!!!!????
続くマイニエリのソロも同じパターンで展開しますが、不覚にも感動しそうになる
あんなに気持ちが悪い曲がいつのまにか、そこらのJPOPより泣ける曲に、、、、
こいつらあなどれない、、、、



他の曲は、、、、5曲目のMagnetic Loveはボーカルが入ってAORのような曲調です。
シングルヒットでも出したかったのでしょうか。
その目論みは見事に外しています
やめておけ


フュージョンファンとしたら6曲目のSUMOも外せませんね。またしても気持ちが悪いシーケンスフレーズ。
こいつら、気持ち悪い曲作るの上手いな!!






さすがに、トッププレイヤーを集めているだけあって名盤といえる内容。
気持ち悪い曲もあり、さわやかな曲もあり、アルバムとしてバランスが良いと思います。

テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

ゾルフ・J・キンブリー(鋼の錬金術師)

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ゾルフ・J・キンブリーさんは、名作「鋼の錬金術師」に出てくる、キャラの立つ変態かませ犬です。

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キンブリーさん


初期の方から、シルエットで登場しては、大物感を存分に出していたキンブリーさん。
そんなキンブリーさんはきっと、物凄い実力なのだろうと思っていた時期が私にもありました


そんなキンブリーさんの、プロフィールから。
キンブリーさんは元々、国軍少佐で国家錬金術師。「紅蓮の錬金術師」という大層な通り名で呼ばれていました。明らかに名前負けしているのは置いておいて


「爆弾狂」とも呼ばれており、その能力はその名の通り、触れるものを爆弾へと変えること。そして、人間を爆弾に変えて爆発させることが大好き。人間で「花火」を上げることが大好きな真性のサイコパス
戦争では、一般人を殺して「いいぃぃぃぃぃぃ。。。。。。。。!!!!」と言っては、エクスタシーに達する変態。もちろん、自分より強い相手とは戦いません自分が花火にされちゃいますから


中盤まで強キャラとして読者の期待を受けていましたが、初の戦いはスカーとかいう、最初だけ存在感あっただけの空気に負ける始末。
負けた理由をあくまでブランクと言い張るキンブリーさん、美しすぎます


この戦いでこいつだめかも、と読者が気づき始めましたが、次の戦いは主人公のエド。
勝ちますが、エドはマスタングより弱い、ただのティーンエイジャーのガキなので、何も凄くはない



しかし、実はキンブリーさん、中々印象に残る台詞を言うのですよ。弱いけど
その中でも強烈に印象に残る大名言。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キンブリーさん:
「なぜ」? それが国家錬金術師の仕事だからです
なぜ国民を守るべき軍人が国民を殺しているのか?
それが兵士われわれに与えられた任務だからです。ちがいますか?

マスタング:
割り切れと言うのか? この惨状を?

キンブリーさん:
仕事として割り切れませんか? 皆さんは?

モブ:
できれば、こんな話はしませんよ

キンブリーさん:
そうですね…たとえば……
そこのお嬢さん。「私は嫌々やっている」そういう顔ですねあなた

ホークアイ:
それは…そうです。殺しは楽しくなんかありませんから…

キンブリーさん:
そうですか? 相手を倒した時「当たった! よし!」と
自分の腕に自惚れ、仕事に達成感を感じる瞬間が
少しでも無いと言い切れますか? 狙撃手さん

マスタング:
……それ以上言うな!

キンブリーさん:
私からすれば、あなたがたの方が理解できない
戦場と言う特殊な場に、正当性を求める方がおかしい
錬金術で殺したら外道か? 銃で殺したら上等か?
それとも、一人二人なら殺す覚悟はあったが何千何万は耐えられないと?

自らの意思で軍服これを着た時に、すでに覚悟があったはずではないか?
嫌なら最初からこんなもの着なければいい
自ら進んだ道で、何を今更被害者ぶるのか
自分を哀れむくらいなら、最初から人を殺すな

死から目を背けるな、前を見ろ
貴方が殺す人々のその姿を正面から見ろ
そして忘れるな 忘れるな 忘れるな 奴らも貴方の事を忘れない


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キンブリーさんマジかっこいいです。言うことだけは
戦争は、正義と悪という、単純な二分論では語れません。
そのことを実に言い得ているキンブリーさん。素晴らしい。これほど言葉に力のある悪役も中々いませんよ。
本当にかっこいいです。言うことだけは


荒川先生は、こんなかませ犬を、ここまで印象に残るキャラに仕立て上げて、、、、、、、凄いです。。。。。


このような名言を残していたり、キャラ的に強そうな空気を醸し出しているために、未だにキンブリーさんが強いと勘違いしている読者は結構いると思います。



まあ、しかし、これでキンブリーさんがただのかませではないことはわかりました。
キンブリーさんはいいことを言うかませです。



そんなキンブリーさんの最期ですが、、、、、
特に何の活躍をしないままもはや名前も忘れたモブにかみ殺されるという、かませにふさわしい最期を遂げました。

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名前も忘れたモブにかみ殺されるキンブリーさん


こんな名前も忘れたモブに、キンブリーさんが殺されることにびっくりした読者は多いかと思いますが、それはキンブリーさんを過大評価しすぎです
キンブリーさんはただのかませではありませんが、かませであることには変わりはありません



とはいえ、あのキンブリーさんがあっけなく死んでしまったことに悲しみを覚えた方も多いでしょう。
私も三日三晩は泣きました。嘘です。



キンブリーさんの活躍もここで終わるかと思いきや、、、、、
実はまだ活躍するのがキンブリーさん!!

キンブリーさんは、厳密に言えば、先程のモブに首をかまれましたが、そのときはまだ死んでいません。
かまれた後、瀕死の状態でプライドというキャラに吸収されてしまうのです。


そのプライドと、主人公のエドが戦闘中、主人公のエドがプライドに吸収されそうになるのですが、、、、、

2612.jpg


キンブリーさん!!



なんとキンブリーさんは、吸収されながらも、プライドの中で意識を保って、魂だけは生きている状態だったのです!!
さすがキンブリーさん!!単なるかませではない!!ちょっと凄いかませなだけはあります!!

しかし、プライドの中は魂の暴風雨状態。普通の人間の魂は堪えられるはずがない。。。。。。
どうやってキンブリーさんは、魂の暴風雨の中、自我を保っていたのかというと。。。。


20100924203144.jpg


キンブリーさんにとって魂の暴風雨は、子守唄に等しいみたいです!!
さすがです!!しかも、「怨嗟の声」なんて普通の人では思いつかない、言葉選びのセンス!!


そして、人間を否定しておきながら、自分が死にそうになると、人間であるエドに寄生しようとするプライドに対して、「美しくない」と言い放ちます。


弱いなりに自分の美学を持っているキンブリーさん、まじかっこいいっす!!




弱いけど、自分の美学を持ち、この漫画で一番の名言を生み出し、モブに負けてしまうキンブリーさんは、最高にかっこいい悪役だったと思います。




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漫画インフレ論「封神演義」

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漫画において、パワーバランスを保つことは中々難しいです。
初期に最強レベルだったキャラがいつの間にか、そこらのモブ並みの弱さになったり、主人公が覚醒しまくってとんでもない強さになったり、、、、、



そしてパワーインフレを起こしてしまうと、いろいろ矛盾が出て来てしまったりして、読者が冷める要因にもなってしまいます。

週刊少年ジャンプと言えば、数多くのパワーインフレ漫画を世に輩出して来た、パワーインフレ界の大エリート雑誌
しかし、その中でも今回紹介する「封神演義」はジャンプコミックスの中で絶妙なパワーバランスを保った漫画であると言えよう。

(以下ネタばれあり。ご了承の上お読み下さい。)


【ストーリー】
封神演義は腐敗している中国の王朝を立て直すために、「封神計画」という計画に太公望という主人公が選ばれることから始まります。
中国の王朝を腐敗させている原因は、「妲己」という名の仙人が妖術を使って皇帝を操っているためで、その「妲己」及び彼女の部下を追い出すための計画が「封神計画」なのです。


まず、注目すべきはこの主人公の太公望ですが、、、、、

太公望



弱いです。
一応才能はそこそこある設定ですが、若いので実力的には大したことないです。
しかも、物語の終盤まで、実力的にはいまいち
ただし、頭脳がずば抜けている。その頭脳を持って戦闘力の低さを補っています。


実際、自分より実力の高い敵には頭脳を使って勝利するか、もしくは人海戦術でしか勝っていません。
よくジャンプコミックスにある、理不尽な覚醒はありません。(最後の方に一回だけあり)


漫画でよく起こるインフレ。。。。。。
漫画でインフレが起こってしまうのは往々にして、主人公を無理に強くしようとしすぎることにあると思います。多くの漫画においては、物語を盛り上げていくために、どんどんと強い敵を出していく。
初期に最強だった敵が実は、「しょせん奴は四天王の中で最弱。。。。。」というのはよくある話。


そしてそれらの敵を主人公が乗り越えていくというのがジャンプコミックスの王道。
それらの敵を主人公単独で倒すか、複数人がかりで倒すかによって、その後のインフレが決まります。ここで主人公による単独撃破にこだわってしまうと、大体インフレします
特に、主人公に才能がないという設定にした日には悪夢です。才能がないはずなのに大技覚えたり、何かよくわからない理屈でパワーアップしたり、、、、、、



その点この封神演義という漫画は絶妙!!
主人公の太公望が単独でボスキャラ級の敵を倒したのはなんと!!最後の戦いだけ!!しかもその戦いさえ、元気玉方式の勝ち方だったので単独撃破とはいえない!!

また、漫画では普通ボスキャラ級の敵を倒したら、次に出てくるボスキャラは遥かに強いボスキャラになるはずですが、、、、、
この漫画ではならない!!ボスキャラ級の敵は5人出てきますが、最後の宇宙人以外は全員大きな差はない



そしてこの封神演義という漫画の特徴としては、、、、、
一巻で既に「最強」の名を冠したキャラを出したこと。漫画において、どのようにボスキャラ級の敵を出すかは非常に重要。


最初に「最強」のキャラを出してしまうと、そのキャラ以上の実力を持った敵は出現しないので、物語はだれてしまうし、ボスキャラ級の敵の実力の天井が見えてしまう。


この問題に封神演義はどのように対処したか???


それは、「最強」キャラを物語から排除すること

しんこうひょう


こいつがこの漫画の「最強」キャラ。申公豹
こいつは一巻で早くも登場し「最強」と言われますが、、、、、、その後この漫画において、全く必要がないという扱い。
なんと、単なる解説役で、最後まで主人公と戦う描写はなし。つまりこの漫画において、最強キャラ=超えるべき敵ではない。

最強キャラを見事に置物にした藤崎先生。。。。。恐るべし!!
最強キャラを出しておきながら、そいつを戦わせないことにより、インフレを抑えたのです。この最強キャラを倒すべき敵として設定してしまうと、いずれ主人公と戦わせて勝たせなければいけない。その瞬間最強キャラは最強キャラではなくなるので、次の「最強キャラ」を作らなければいけない。。。。はいインフレ
という流れを見事に回避したのです。



じゃあ一体太公望は誰と戦うことになるのか?
初期に出てくるボスキャラが「妲己」

だっき

しかし、なんと驚き。。。。。彼女も最後までほとんど戦いの描写はなく、主人公と戦うことはほとんどなかった。一度直接対決したものの、そこは圧倒的な力で退け、それ以降は一切戦わず、結局地球と同化というよくわからない終わりを遂げます


こう読むと、封神演義にはバトル描写はないのかと思ってしまいますが、この漫画、バトル漫画です
しかし、ボスキャラ級の敵がことごとく主人公と戦わずに終了することで、敵の底が知れずに終わってしまう。


では、一度もボスキャラ級の敵と戦うことはないかと言うとそうではない。

Z.jpg

こいつが初めて、主人公達と戦う中ボス、趙公明。
物凄く強いはずなのですが、ギャグキャラなので、倒してもあまり凄いという感じがしない。しかもほぼ単独で倒したとはいえ、実際は太公望のペットであるカバくんがいなければ負けてた可能性大だったので、純粋に一人で勝ったとは言えない。
ここの見せ方も絶妙。



さて、中盤までボスキャラ級の敵が続々と出てきながらも、直接対決は一人のみという状態で進行していく封神演義ですが、この趙公明に勝ってからようやく、最強の中ボスとの対決が始まります。
読者に絶望を味わわせた「聞仲」様。

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聞仲は登場は早く物語序盤から登場。
初めて主人公勢と対峙した時は、一人で主人公勢を一蹴。手も足も出ません
さて、その後主人公勢は数々の敵と戦います。しかも主人公である太公望に至っては、最強レベルのキャラである趙公明をも倒している。


そんな中、主人公チームVS聞仲チームの大戦争、仙人大戦が始まります。
主人公チームが押しまくる結果、聞仲チームはまともな戦力が聞仲一人にまで追いつめられてしまうのだが、、、、、、

そこからは絶望。

2.jpg

以前主人公は聞仲にこっぴどくにやられましたが、その実力は全く縮まっていなかったのです

聞仲さんの圧倒的な実力についてはこちらを


この聞仲をどのように倒したかというと、人海戦術。それも結構な人数を使っての人海戦術。しかも最後は自殺です。
聞仲の良さは、しっかりとダメージを受ける。最強レベルの敵の多くは、理不尽にダメージを受けないので、こいつ一体どうやって倒すんだよ、となる。
でも、聞仲はダメージを受けるんですよ。あくまで人間。しかし、強い。そのリアルな強さが読者をワクワクさせたのです。


結局、封神演義という漫画は、この聞仲との戦いが物語の大半を占めていました。その後は何かお祭り状態

そして、物語の大半を占めていた聞仲という敵の描き方が実に良かった。
あまりにも強いのですが、あくまで人間である。どうあがいても勝てないというわけではない
でも、主人公の覚醒みたいな、そんな理由では勝てない。あくまで聞仲と主人公の差は圧倒的で、それは最後まで変わらないのである



封神演義は本当に上手い具合にインフレを抑えていましたが、その理由としては、最強レベルのボスキャラの「格」を大事にしていたことにあると思います。


最強レベルの敵との差はそんなに簡単には埋まらない。そんなに甘くはない。だからこそ「最強」である。
そのことをしっかりと表現出来ていた。



まあ、聞仲を倒した後は、宇宙人と戦う、というとんでも展開でインフレしたのですが、もはやお祭り状態で明らかにラストバトルを意識していたので、それほど気にはならなかったです。


さすがに、聞仲の弟子である張奎とかいう若造が、「聞仲以上だ」とか軽く言われたことには衝撃を受けましたがね。。。。。。


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つい先日、エヴァンゲリオンの新劇場版Qを見てきました。
朝の9時からわざわざ足を運び、ワクワク楽しみにいざ、観てみたのだが。。。。。。


ポカーン



先に言っておくと私は、エヴァの熱心なファンではありません。
なので、今回も序破の予習していった方がいいかなーと感じながらも、まあいっかてなりました
そしたら案の定


ポカーン


でしたよね。あっそういえば本記事にはネタばれが含まれますので、ネタばれが嫌いな方は今!!お引き返しを!!



とはいっても、破がかなりエンタメ要素で楽しかった覚えがあったので、今回もそうだろと思って観に行ったのですが、まじで何も分からなかった。
まあ、、、
・アスカの精神汚染
・綾波の救出
・カヲル君の破での最後の台詞


を完全に忘れていたくらいに、本当に舐めた態度で観に行ったので、そりゃ何もわからないわ。
とりあえず、本当に何もわからなかったので、帰ったらさっそくいろいろな考察をネットで調べました。


綾波の救出なんて、物語の根幹なわけでこれを忘れて観に行った私は、お前何しに行ったんだ?状態です。



そんでネットで考察を見てると、どうやら今回のQは世界がループしている内の一部という説が持ち上がっているらしい。当然、予備知識ほぼゼロの状態で観に行ったは、劇中そんなことを疑う余地もなく、ポカーン。

なぜループか、というと、『破』の劇中のラストシーンでカヲルくんが、シンジに対して「今度こそ君だけは幸せにしてみせる」という台詞を言ったそうな。
まだ会ったこともないのに「今度こそ」って台詞どう考えてもおかしい。
だから実は世界は何度もループしていて、カヲルくんはその中でループしてる記憶を保持しているから、シンジに会ったのは初めてではないのでは?というのがループ説の根拠。ループしている中で一人記憶を保持しているのは、やはりアダムの魂の影響だろうか?
まあ、それでどのように世界はループしているかというと、現在はいくつか説がありまして、、、

①Q⇨序⇨破
②旧劇⇨Q⇨序⇨破
③序⇨破⇨Q

③はループではなくそのままストレートに、発表順に時間が進んでいる説。
ここで注目したいのは②。

なんと旧劇を混ぜたループ説まである!!
個人的には、どのような形にせよ、ループ説はほぼ確定なのでは、と思っています。
③の説だと、Qでのカヲルくんのシンジに対する態度は少し変だし、なによりピエロ幸せに出来てないじゃん、という。


では、どのようにループしているのか?旧劇も混ぜたループ説はかなりおもしろそうだな、と思い、さっそく旧劇も見返してみました。。。。。



【新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に】
しかし、久しぶりに旧劇を見た感想としては、、、、、感動した!!
あれで感動するか?と言われそうですが、なぜ感動したかは、後で。。。。
まず先に旧劇を交えたループ説について。


これは説としてはかなりワクワクしますが、ないのでは?と思います。
そもそも旧劇前のテレビ版でカヲルくん、もうシンジと会ってるし。しかも死んでるし。それなのにQでまた出るのおかしいでしょ。
そしてシンジ君、初号機の中に取り残されてないし。ちゃんと外にいるじゃない。
後アスカの負傷部位の一致を根拠にループという説が展開されていますが、、、、、、シンジくん、アスカの負傷理由わかってるはずでしょ。旧劇のループなら。それなのに「その眼帯どうしたの?」の台詞は違和感がある。。。。


Qがループなのは間違いないかと思いますが、旧劇は関係なさそう、、、、というのが旧劇を見て受けた印象。。。。。




それで、ループの話はもういいので、なぜ感動したか。


【シンジくんの話】
シンジっていじいじしてるし、自分のことしか考えてないし,しかも最後まで人間的に成長はあまりしていない
でもさ、人間ってそんな簡単に成長しないのよ。それに、、、、、あいつ中二だよ?という。
なんというか、エヴァは26話かけてシンジの本当にちょっとした、本当に本当にちょっとした前進を描いているのだな、、、、と。しかし、そこが逆にリアリティがあるのです。


主人公として、むかつくところ、自己中心的なところありますが、中二であのような運命を辿ってるという背景もしっかり理解してあげなきゃな、と思いました。


TV版でも、一度エヴァに乗らないことを決意した時、加持さんに「サードインパクトが起きれば全員が死ぬ」と言われて、、、、、
しかし、エヴァのパイロットは三人だけ。替わりがきくものでもない。
自分が戦わなければ、自分含め全員死ぬ。

代替不可能な存在であることをシンジは望んでいたのだが、それにしても中二が歩むにはあまりに酷な運命。


旧劇でも、ミサトさんには「ここで乗らなければ一生許さない」とまで言われて。。。。。。


大人達は皆シンジに対して、「自分で決めるんだ」とは言ってますが、状況からして選択肢はあってないようなものなのです。



しかし、一方で誰も替わりがいない、自分が必要とされている状況はシンジ自身も望んでいることでもある。
小さい頃父親に捨てられて、愛されてない、誰にも必要とされてないシンジは、皆に必要とされていることに強く飢えている。


エヴァに乗ることによって、皆に必要とされ、心も満たされる。しかし、逆に言えばエヴァに乗っていなければ結局自分は必要のない人間なの?という疑問も湧くわけですよ。
結局完全に心が満たされることはないのである。




彼は人間関係をエヴァを通してしか作ってこなかったのも、また印象的。
トウジにしても、エヴァに乗っていなければシンジは友達にはなれなかった。ネルフの人々に関しては、エヴァのパイロットでなければ、人生で交わることもなかったであろう。
エヴァを通していろいろな人に出会い、いろいろな人間に必要とされるも、結局それは全部自分がエヴァのパイロットだからなのです。
結局シンジは孤独なのです。


利害のない関係を築いたことがないのだから。それがサードインパクトが起きて、補完が始まった時のイメージにも表れている。
アスカに対して「何か役に立ちたいんだ。」という台詞。


役に立つ代わりにぼくにかまってよ!!


ということです。相手の役に立ちたいと思っているわけではなく、その見返りが欲しいだけなのです。
実際、アスカが量産エヴァに襲われていても、助けにいく行動を起こさなかった。
無償の愛を求めながらも、自分自身利害をちらつかせてしか、他人と接することができない
だって、エヴァにのっていない、役に立ってない自分は無価値だと思っているから



無償の愛なんか誰もくれない。結局エヴァに乗っていることしか、自分は価値はないんだ。


曖昧な言葉で誤摩化しているだけ

というシンジの言葉も印象的。ミサトも加持も、まるでシンジくん自身が必要でエヴァがどうとか関係ないかのような言い方をする。そうやって曖昧な言葉で誤摩化すけど、結局エヴァに乗ってなければ、いらないんだろ、とシンジは思う。
そのように甘い言葉で、綺麗に見せているだけ。しかし、かといって真実を知るのは怖い。
真実を知って、本当に自分はエヴァに乗っていなければ価値がない、と突きつけられるのが怖い。


でも、一方でシンジは皆の裏に潜む真実に期待もしている。本当に、皆が自分のことがエヴァとは関係なく好きであることを期待もしている。



だが、問題はその真実はどのようにしても知りようがないのである。人は自分の心の中を見せることは出来ないし、見ることもできない。
だから、皆が「エヴァとは関係なくシンジが好き」と本気で言っていたとしても、それはシンジ側からは確かめようがないのである


そして、相手が胸に秘めている真実はどのようにしても確かめようがない。それが他人の恐怖である


相手の考えていること、自分に対する気持ちなんて100%知ることは出来ない。もし、真実を告げていたとしても、シンジはそれを曖昧な言葉と言うだろう。


しかし、先程、シンジはエヴァを通してしか他人と接したことがないと言いましたが、、、、、
カヲルくんを思い出してみよう。使徒であるカヲルくんにとって、エヴァのパイロットという立場は、むしろ敵なはずなのである。つまり、カヲルくんだけは、エヴァのパイロットという立場とは関係なく、シンジと接したのである。
皮肉であり、哀しい。。。。。



【アスカの話】
旧劇はほとんど、シンジとアスカの話。アスカは旧劇における主人公の一人と言えます。シンジと同じく孤独であるアスカ。
しかし、アスカはシンジと違って、他人の真実に期待はしていない。彼女は、他人は自分を無償には愛してくれないことをわかっている


シンジは、エヴァに乗ってないぼくには価値がないんだろ!?


と呼びかける。
しかし、アスカは、自分がエヴァに乗ってなければ価値がないのは当然だと考えている。
他人は自分を無償には愛してくれない。自分がエヴァに乗っていなければ価値はないのは当然。
弱くてはだめなんだと。強くなければ、そもそも存在価値なんてないと考えている。


弱いと他人に依存しなければいけない。
だから、強くなる。強くなれば、その強い部分は少なくとも認めてもらえる。他人に、自分を認めて!!と叫ぶ必要もなくなる。


しかし、アスカはシンジに戦闘においても抜かれ始まる。強くなくなっていく
そして、実際に弱くなってから、精神汚染されていても、自分のことを誰も助けてくれない。それなのにレイが危険に瀕している時は、助けが入った。

弱い自分にはやはり価値はない、ということを思い知らされる。自分でもわかっていたこと。だから弱くてはいけない。まけてはいられない


強いことによって、孤独であろうと、自分を保っていられた。しかし、弱くなって、孤独な上に弱いという状態に追い込まれて、精神が崩壊してしまう。


ミサトもシンジもファーストも嫌い。でも自分が一番嫌い。
誰も自分のことを無償には愛してはくれない。でも、それは前からわかっていたこと。だから、強くなければいけなかった


アスカは他人に期待してはいない、だから他人が自分の思う様にいかないのは当然のことである。強くない自分が悪い。
というのがアスカの思考


アスカにしても、シンジにしても、母からの無償の愛を受けていないこの二人は、愛情に飢えている。
それでいて、愛情を信じることも出来ない。



旧劇の中で特にアスカの至高の名言だと感じるのは、


「あんたが全部私のものにならないのなら、私、何もいらない」


アスカは嘘をつかない。どこまでも自分の気持ちに正直である。どこまでも自分勝手である。
曖昧な言葉を並べて上辺だけの付き合いはしない。他人に期待していないから。




無償の愛を受けたことのない二人。愛情に飢えている二人。

そんな二人のちょっとした成長の物語。

聞仲(封神演義)

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(2005/07/04)
藤崎 竜

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皆様、封神演技という漫画を覚えてはいますか?原作は小説ですが、ジャンプにて藤崎竜先生が連載していた漫画です。
今や日本のMANGAは世界に飛び出していますが、私もご多分に漏れず漫画愛読者です。


その中でも封神演技は全巻集めたこともある、お気に入りの漫画。
封神演技と言えば、内容が濃い割に20巻程度で収まった、近年のジャンプだったらあり得ないコンパクトさに、矛盾も少なく過度なインフレもないことで評判の少年漫画。(実際はインフレありましたがね。)


その中でも「聞仲」というキャラは中ボスとして描かれているのですが、敵の中で彼が最も印象に残っている読者も多いのではないだろうか。強さ的にも作中最強ではなかったのですが、描写としては読者に与えた絶望感は作中最大
似た立場の中ボスとしては「鋼の錬金術師」のキングブラッドレイがいらっしゃいますね。


また、敵ながらまっすぐな信念を持っており、彼に共感する読者も多く人気もとても高かった。



そんな聞仲様。
では実際聞仲はどんな人間なのか?
まず、彼は元々は特別才能を持った人間ではありません。この漫画では特殊な才能を持った人間は「仙人」と呼ばれているのですが、聞仲は単なる人間でした凡才です
しかし、大変厳しいトレーニングを重ねた結果、「仙人」になることができ、その後は「金鰲島」という集団の最高実力者になり、「殷」という国家の中枢に入る程の大出世を遂げる

凡人からの成り上がりという時点で読者の共感を生む素材としては十分すぎる。



しかし。
このおっさんを過大評価をしてはいけません。
自分の力でのし上がった雑草系の人物ですが、のし上がった後の彼は単なる老害です
しかも単なる老害ではありません。自分を正義と信じる、スーパー老害。老害中の老害。老害界のスーパーエリートです。


聞仲は「殷」という国家の中枢・ブレーンであり、「殷」はまさに聞仲の力によって成長したと言っても過言ではない。
しかし、自分が作り上げたものに愛着が湧きすぎたのでしょう。。。。。
「殷」が腐敗して明らかに崩壊しかけており、もう再建のしようがない状態であるのに、聞仲は「殷」にしがみつきます。しかも、問題はこいつ、それを正義だと信じて疑わない部分です
怖い怖い。


そんな聞仲さん、いや、老害さんの名言としてよく取り上げられるのが。。。。


「理想を語るには、それに見合う実力が必要だ」

一見物凄くまともなことを言っていて、正論だと思ってしまうが。。。。。

実際は単なるヤンキーの論理です。単なるジャイアンです。


そもそもこいつ、実際に国家を一つ腐敗させて崩壊させたんですよ???
こいつにとっての実力って、、、、、、何???


それにこの台詞を自分より遥かに年下の主人公・太公望に言っているのですが、、、、、
自分より遥かに歳が下の人間にムキになって言う台詞ではない。
太公望の方が余程大人です。


その太公望は老害さんに対して、、、
「聞仲!おぬしも殷も老いたのだ!!いま人間界に必要なのは若き風であろう!!!おぬしは消えよ!!!」⇦テラ正論

老害さんはこれを受けて、、、
「そこが夢想だというのだ!!!そのような幼く浅い思想を持ったおまえに・・・人間界は渡せぬ!!!」⇦あなたが現実を見て下さい。



こいつの言う実力とは、単なる暴力です。実際こいつは作中でも中盤まで突出した力を持っています。
禁鞭(きんべん)という、作中でも最強レベルの武器を使います。
ちなみにこの禁鞭、相手を鞭でペチペチ叩きまくるというだけのクソ武器ですが、シンプル故に最強というよくわからない論理で、無双しまくります



自分の言うことを聞かない主人公勢を、「言うことを聞かないお前らは不要」というジャイアンもびっくりのとんでも論理で、大量虐殺を行います。



しまいには、自分が所属している組織の「金鰲島」も「殷」には不要ということで、裏切る気満々のとんでも野郎です。


ただ、あまりにも強すぎて実際に自分の理想を無理に押し通すことができる。間違っているのに。
そんな老害さんが自分の理想を実力押し通している、絶望的なコマ。

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「余力を残して戦うのは。。。。死にゆくものに対して失礼だったな。」
「だが私が本気を出した以上。。。。仙人界は今日滅亡する!!」(リアルに滅亡寸前に追い込まれました。


絶望感を味わうためにアップでもう一回。

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ー仙人界終了のお知らせー




まあ、でもさ。悲しいけど戦争だもの。お互いが自分の思う正義をぶつけ合うしかないのよ。


と思いきや、、、、、

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親友である黄飛虎に
『もう 俺とお前の殷は失くなっちまったんだ・・・』
『もう ねぇんだよ・・・』


と言われた結果。。。。。

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『私が取り戻したかったのは殷ではなく・・・』
『飛虎のいるかつての殷だったのだ・・・』


どうやら、自分の目的さえしっかり理解出来ていなかったようです。



おい、大概にしとけよこの老害




ちなみにこいつの勘違いによって仙人界が受けた打撃⇨基地ほぼ全壊、主戦力含め仙人界の仙人ほぼ全滅。。。。。。



おい、大概にしとけよこの老害




大事なことなので二回言いました。








しかし、封神演義という漫画は本当によく出来ていました。
そしてその中で大きな役割を老害さんが担ってくれていました。



とにかくあまりの強さで、絶望感はフリーザ級




何より倒し方が良かった。




ジャンプの最強キャラの倒し方と言えば、主人公覚醒⇨無双が黄金パターン。



最近で言えば、
チート能力の愛染さんを、ちょっとした修行で雑魚にまで貶めたBLEACH。
「This way」の名言と共に、一周回ってなぜか納得できてしまう「ゴンさん」の覚醒を演出したハンターハンター。


しかし、封神演義は違う。
最後まで老害さんは強すぎた。



老害さんを倒した手順

①主人公サイド主力の12人のうち9人(だっけ?)の命を使って特攻(内二人は無駄死に)⇨核爆発に巻き込む⇨超合金でガード、ダメージはある程度受ける
②モブが三人がかりくらいで攻める⇨瞬殺、無傷
③主人公サイド最強の、重力を操る爺さんと戦う⇨大ダメージ⇨気合いで乗り切る
④王天君という鬼畜キャラに酸の雨+精神攻撃+親友を目の前で失うというコンボ攻撃を食らう
⑤主人公と殴り合い
⑥最後、崖から身投げして自殺。。。。


主人公サイドが総力を挙げて立ち向かい、徐々にダメージを与えていったのです。
しかし、結局誰も一対一では老害さんには勝てなかったのです。


実に納得のできる倒し方。




現実感のあるレベルでとんでもなく強いキャラというのはやはり魅力的ですし、作品貢献度が高いですね!!
老害さん、、、、、、いえ、聞仲さん大好きですよ!!

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